ずっと気になりつつ、先延ばしにしてきた救命講習に行った。当然だけど、行ってよかった。そして、もっと早く行くべきだった、と思った。

今回、講習で聞いて、そうだったのか!となったのは以下の点です。
◆先日の登戸の事件のように、胸に刃物がささった状態であっても、感染防止をして、胸骨圧迫はした方がよい、とのことでした。

その場になると、かなり勇気は要ると思うが、それで人が助かるかどうかが、決まってしまうことだけは忘れないようにしたい。

出血しているときは、刃物は抜かず、できれば止血もした方がよいけど、 胸骨圧迫は必要とのこと。

◆AEDが心電図を解析している間、電気ショックを与えている間以外は ずっと胸骨圧迫続ける必要があること。

それくらい、心臓を動かし続けるための努力は重要、ということでした。

◆心電図が不整脈状態からフラットな状態になってしまったら、電気ショックを与えても、もう戻らない、ということ。AEDを使って効果があるのは、最初の短時間が勝負であること。

このような知識は、講習を受けて是非学んでおきたいです。

さらに、こういう大事なことは、子ども時代から、その年代に応じて伝えておく必要があると思いました。 自分が人を助けてあげられるかも知れないし、助けてもらえるのかも知れない。それは実際に困ったときに、はじめてわかることだけれど。

実際にやってみて、痛感したのは、昔は心臓マッサージと言っていた、いまでいう「胸骨圧迫」を続けることの大変さ、であった。

軟弱で情けないことだが、何度も実習を繰り返すうち、手首近くの小指側の骨がかなり痛くなった。コツがつかめれば、もっと無駄な力なく圧迫できるのだろうか。私の場合は何かしら訓練が必要なのかもしれない。いざとなったら、たぶん、自分の手の痛さなどは忘れてやれそうな気もするけれど。

いずれにしても、そういう具体的な課題を発見できるのも、この講習のありがたいところだった。

この講座を受けて以来、歩いていてAEDに遭遇すると、「ここにある」と位置を覚えておこうとするのが習慣になりました。人が倒れている場所まで、誰かが運ぶ必要があるのだから。これは講習の成果です。