もうずっと前のことですが、畜産と樹木との関係を調べる仕事を手伝っていたことがあります。

そのときに、家畜図鑑などを見て、少しだけですが、動物のことを学びました。

だから、ウシやヤギなどは偶蹄類に分類され、ひづめが2つ、というのだけは知っていました。

家畜動物は偶蹄類が多い。ですが、偶蹄というからには、奇蹄もいるのだろう、と思いつつ、調べてみることはしなかった。

今日、ついつい半額セールをしている近所の古本屋さんで、眺めて楽しい『小学 理科 学習事典』(文英堂)を買ってきました。

その本をパラパラ眺めていると、奇蹄類の解説ページを発見。小学生用なので、「奇てい類」となっています。

この本の解説を読むと、奇蹄類には、ウマ類、バク類、サイ類がある、と記されています。

さらにバク類のところを読むと、前足に4本、後ろ足に3本のひづめがあります、とある。

奇蹄類に入れられているけど、前足と後足で偶数・奇数が混在するケースに遭遇… 

そう簡単に、人間の思い通りには(単純に)分類できないもんね!という例です。自然界って本当に面白いと思います。

さらにネットで見ると、今は、「奇蹄類」は「ウマ目」とも言うようです。

ウマ目には、ウマ科、バク科、サイ科とがあり、バク科はウマ科とは遠縁、とも。

趣味の世界ではありますが、子供用の学習参考書や図鑑は、内容はとてもよいのに、お値段は手頃です。理科も社会も眺めると、本当に楽しい。

書店か古本屋さん、図書館でもよいです。よかったら、たまにはこの手の本を眺めて、ほっこりするのもよいと思います。